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リオ・デ・ジャネイロ カーニバル2012
開催期間 2012年2月18日~21日(土曜日~火曜日) 21:00~翌朝まで
開催場所 サンボドロモ、リオ・デ・ジャネイロ市
チャンピオンパレードは25日(日曜日)に開かれます。
また期間中は、街中で行われる下位チームのパレードやバイレ(舞踏会)等、市内の至る所でカーニバル関連の催し物が開催されます。
カーニバルについて
華麗なステップで観衆を魅了する女性ダンサー
元々カーニバルとは、ポルトガルの謝肉祭エントゥルードが植民者によってブラジルに伝わったものです。イースター(キリストの復活祭)までの40日間を禁欲生活の期間として、その期間が始まる前の4日間を開放的なお祭りとしたのがカーニバルの始まりとされています。
ブラジルにおいてのカーニバルは、ポルトガル人たちが持ち込んだキリスト教による儀式(パーティーや仮装したりして祝っていた)と、黒人奴隷たちが元々持っていた土着信仰である、カンドンブレの儀式が融合したものです。リオやサルバドールなど、かつて黒人の輸入港であった都市は現在でも有数のカーニバル開催地として知られています。サルバドールを中心とするバイーア地方で生まれたアフロブラジル音楽であるサンバがリオで花開き、今日のようなカーニバルが形成されてきたのです。
キリスト教では伝統的に陰暦(月暦)を使用している為、カーニバルの期間が毎年変わります。 大体2月~3月初めの土曜日から火曜日までの4日間とされています。この時期には、リオだけでなくブラジルの至る所でカーニバルが行われます。リオのように派手で大規模なものは行わず、慎ましやかな舞踏会を開くだけの所もあります。カーニバルは地方によって千差万別で、その中でもリオやサルバドール、レシフェやオリンダのカーニバルが有名です。
サンバの歴史
19世紀末、サンバは当時の首都リオ・デ・ジャネイロにバイーア地方から多くの奴隷が流入したことをきっかけに誕生しました。この背景には1888年の奴隷制の廃止と、プランテーションが衰退してきたことと関係があります。
当時、リオではプラッサ・オンゼ(第11広場)と呼ばれた場所にそれらの人々は住み始めました。これらの黒人はサンバの原型となるような踊りや音楽(バトゥカーダなど)をリオにもたらしました。そして、彼らはカンドンブレの儀式の後などにパーティを開いて、これらの音楽やダンスを披露していました。そこでは後に伝説の演奏家と呼ばれる人々の多くが、パーティでルンドゥー、マルシャ、ショーロ、マシーシ、バトゥーキ(バトゥカーダ)などを演奏し、そうした環境の中からサンバが生まれました。
初期のカーニバルは白人上流階級のものであり、またカンドンブレが禁止されていたこともあって、サンバは警察によって危険視されていました。そういった理由から1920年代には、サンバは非合法なものと考えられ、ごろつきの音楽だと認識されていました。サンバはファベーラ(貧民街)に押し込まれ抑圧されながらも、それでも生き残り、1928年に最初のエスコーラ・ジ・サンバ(「サンバの学校」と訳される共同体。コミュニティセンター的役割も持つ)のデイシャ・ファラールが誕生しました。
リオのエスコーラ・ジ・サンバのパレードは、1932年に新聞社が主催してサンバの曲のコンクールが開催されたことがきっかけで始まりました。1935年には、当時の大統領によりエスコーラにかけられた弾圧が解かれ、黒人もパレードに参加できるようになりました。その後、40年代に政府の民衆政策と観光局の応援を受けて、現在のようなコンテスト形式のサンバ・カーニバルとなりました。
パレードについて
ド派手な山車の製作かけられる予算は1台数千万円規模
いわゆる「リオのカーニバル」とは、サンボドロモという巨大な会場で催されるパレード競技会を指します。ただハメをはずして騒ぐパレードのように誤解されていますが、サンボドロモのそれは6万人のパレード参加者が世界中から集まった、8万人の観客を巻き込んで繰り広げられる熾烈な競技会であり、真剣勝負の場なのです。審査員によって各チームに厳密な採点がなされ、その年の優勝チームが決定します。
通常リオのカーニバルは、サンボドロモで土曜日から火曜日までの4日間に渡って行われます。そのうち、トップグループ(=スペシャルグループ、一軍)の12~14チームが日曜・月曜の2日間に分かれて競い合うのが本選です。初日はオープニングパレードといって二軍が行い、最終日は三軍が行います。各リーグの最下位チームは来年度から降格し、代わって優勝、準優勝のチームが昇格します。各チームは優勝を狙い、このトップグループに残ることに全力を尽くすのです。
一方、チャンピオンパレードは、本選で上位に入賞したグループが、カーニバルが明けた次の土曜日に、お披露目としてパレードを行うものです。同じサンボドロモ会場で開かれますが、当然、多くの地元サポーターたちが観戦する本選とは熱気も迫力も劣ります。
ブラジル経済同様、カーニバルの経済効果も年々その規模を拡大しています。各エスコーラは億単位の賞金を狙い毎年数千万、数億の予算をつぎ込んでパレード本番に臨みます。
年に1度、世界各地でカーニバルは開催されますが、ブラジル国民、特にリオ市民のカーニバルにかける情熱は世界一でしょう。
チームの構成
- Porta-Bandeira(ポルタ・バンデイラ):チームの旗を持って行進する女性です。
- Mestre-Sala(メストリ・サラ):パレードを先導し紹介する男性です。ポルタ・バンデイラをエスコートします。
- Bateria(バテリア):様々な打楽器で構成されています。演奏を受け持ち、エスコーラ(サンバチーム)の"心臓"と称されるポジションです。
- Comissão de Frente(コミサン・ヂ・フレンチ): 直訳は、"先頭委員"。ページェントの司会役でもあり、進行を促すと同時に審査員や観客に自分達のエスコーラを印象付け、優勝へのお膳立てをする役割です。
- Rainha da Bateria(ハイーニャ・ダ・バテリア):直訳すると"バテリアの女王"。 ダンサーの中から選ばれ、バテリアの真ん前で踊ります。ポルタバンデイラやメストリサラなどとともに、名誉なポジションとされています。 そのポジションには他に、マドリーニャ・ダ・バテリア、プリンセーザ・ダ・バテリアなどがあり、こちらも同じく名誉なこととされます。
- Passista(パシスタ):「サンバのダンサー」としてまずイメージされる、露出度の高い衣装を着て羽根を背負った踊り子たち。実際には、パレード全体で1000人以上いる踊り手の中で、あの姿のダンサーはほんの少人数です。パレードの中で唯一、その年のテーマにかかわりなくサンバそのものを表現する存在です。
- Ala(アーラ):衣装と動きでその年のテーマを表現します。集団美です。 一糸乱れぬ動きで観客を魅了する高度な振りが付けられたアーラがあれば、振付のない(観光客でも衣装を買えば参加できる)アーラもあります。
- Ala das Baianas(アーラ・ダス・バイアーナス):サンバを創ったアフリカ系ブラジル人のルーツであるブラジルのバイーア地方に敬意を表して、この名がついています。 エスコーラの中で貢献のあった女性ばかりで構成され、大変名誉あるポジションとされます。 スカートを大きく膨らませたドレスとグルグルと回る動きが特徴です。このドレスは、バイーアの地方色を濃く出した衣装でもあります。
ハイーニャ・ダ・バテリアはパレードの花形
採点基準
毎年チームのテーマに沿って、この日のためだけに衣装が作られます
- 打楽器隊(Bateria)の演奏
- テーマ曲の完成度
- 音楽・音響・視覚的要素のハーモニー
- パレードにおける、チーム全員の行進の流れ
- チームのテーマ
- 全体的な印象
- 山車と装飾(Alegoria)
- 衣装(Fantasia)
- パレードを先導する役員(Comissão de Frente)らの時間調整
- 旗を持った女性(PORTA-BANDEIRA)とエスコートの男性
(MESTRE-SALA)の踊りと調和
会場について
トップチームが競い合うメインのパレードは、リオ市中心部にある専用会場、サンボドロモで開催されます。
この8万人収容の巨大スタジアムは、世界的に有名なブラジル人建築家、オスカー・ニーマイヤーによって設計され、1984年に完成しました。
2016年のリオ・デ・ジャネイロオリンピックでは、開会式セレモニーの会場としても使用される予定です。
アクセス
会場と街の中心部や海岸部にある主要なホテルを結ぶ、専用シャトルがおススメです。
地下鉄は最寄の駅(プラサ・オンゼ、またはセントラル)から会場まで徒歩30分程度かかり、タクシーは渋滞に巻き込まれる可能性が高いです。
カーニバルの開場時間は17:00です
。自由席を予約した場合は早めに会場入りし、座席を確保された方が良いでしょう。
2012年のパレードスケジュール: 2012年は2月19日(日)と20日(月)の2日間、13のスペシャルチームによるメインパレードが行われます。
| 2月19日(日) | 2月20日(月) | |
| 21:00 - 22:15 | Renascer de Jacarepagua | Sao Clemente |
| 22:05 - 22:20 | Portela | Uniao da Ilha |
| 23:10 - 23:45 | Imperatriz | Salgueiro |
| 00:15 - 01:05 | Mocidade | Mangueira |
| 01:20 - 02:30 | Porto da Pedra | Unidos da Tijuca |
| 02:25 - 03:50 | Beija-Flor | Grande Rio |
| 03:30 - 05:15 | Vila Isabel |
座席とチケットについて
会場の観客席はセクターごとに分けられ、それに応じてチケットの値段も変わってきます。
セクターはパレードコース進行方向手前から左側が2、4、6、8、10、12、右側が3、5、7、9、11、13となっています。
パレードをどの段階で、どのくらいの距離から、どれだけの時間観戦したいかをよくお考えの上、座席をお選び下さい。
また同じセクター内でも場所によって以下のようにグレードが変わります。
【グランド・スタンド】2階のスタンド席になります。
座席はなく、コンクリートのステップがあるだけなので、パレードの最中に移動することもできます。
一番庶民的なエリアで、地元チームを応援するブラジル人たちに囲まれ、共にその熱狂を味わえます。
セクター8と9だけは指定席制となり、値段が上がります。
【フロント・ボックス】1階席になります。パレードの興奮を目の前で味わいたい方におススメです。
地上最前列から階段状に、4列のリクライニングシートが設置され、それぞれのシートにはテーブルも付いています。
前方2列と後方2列で値段が変わります。
【ラグジュアリー・スイート】中2階に設置された、VIP用のデッキです。
このゾーンだけはセクター関係なく、ランウェイ内を自由に動くことができます。
特別な装飾が施されたスイートルームは常に空調が整備され、スタッフも常駐し、一流シェフによるビュッフェサービスもあります。








